こんにちは。
幸せ安産アドバイザー鍼灸師の小林規智子です。
今日は逆子お灸治療の注意点についてお話ししますね。
逆子治しのお灸についてネット上では至陰と
三陰交にお灸をすることが良く紹介されています。
逆子になったとき藁にもすがる思いで
鍼灸院に来院される方も多いのですが、
注意してお灸をした方が良い場合が
あることを書きたいと思います。
三陰交のお灸はお腹の張りを取るのに
とても有効なツボなんです。
しかし、
お腹が張りやすい方で子宮頚管が短い方
(子宮口が柔らかい方)は三陰交のお灸は
注意が必要です。
この場合は三陰交のお灸のあとに再度
お腹が張りやすくなるために切迫早産に
なりやすい場合があります。
ととろの森鍼灸治療室ではずっとお腹が
張って、張りが取れない場合は先にお腹が
張る原因を取り除いてから
三陰交のお灸をします。
例えば、疲れがたくさんある場合はある
程度、疲れが取れるまで日数がかかります。
冷えている場合は冷えを有る程度取って
から三陰交のお灸をします。
そのため逆子治しが手遅れになることも
ありますが、
切迫早産には絶対にしてはいけません。
そのため三陰交のお灸をする前にお腹の
張りがどの程度あるかないかの確認が
とても大切になります。
それでは逆子の治療は無意味なのでしょうか?
いえいえ、
ママが疲れていたり、冷えているままに
しておくと赤ちゃんが小さく産まれる場合が
ありますが、
それを鍼灸治療は予防することが出来ます。
まずママと赤ちゃんが健康で出産の日を
迎えることが一番大切です。
そして出来ることなら、3000gを越えて
産んでほしい。
3000gを越えて産まれると、オッパイの
吸い付く力が強いので母乳育児が
楽になることが多いです。
赤ちゃんの体重が少ないと吸い付く力が
弱く、乳腺炎になりやすくなります。
お腹が張っている場合は三陰交にお灸をしていいか?しない方がいいか?
自分で判断しないで助産師あるいは逆子治し専門の鍼灸師に相談してください。